子供車を本気で組んでます

子供車って意外と適当に組み立てられることが多いと思います。
正直、単価も安いし、ちゃんと組むと割に合わないのも正直なところ、
もちろん、しっかり組み立てをしている販売店も多いと思いますが、
TASCYCLEの子供車にかける思いを紹介します。
子供の小さな力で自転車を走らすために必要なことは、
漕ぎの軽さです。これがすごく大事で、補助輪なしで早く乗れるようになるためには、
いかにクオリティー高く組み立てをするかです。
まずは安全面からもブレーです。

キャリパーのスプリングを曲げて、ブレーキのタッチを軽くします。

元に戻して軽くなるっているかチェックします。
次にブレーキワイヤーです。

当店ではロードバイクなどに使っているしっかりとしたケミカルを子供車にも使用してます。
これによって、ブレーキのタッチが良くなり、持続性も向上します。

しっかりとワイヤーに塗り込みます。
そしてリアブレーキも同じくブレーキのタッチを軽くするため、スプリングを曲げます。

ブレーキレバーは小さな手に合わせるためレバーを起こし気味にします。

レバーはアジャストボルトで子供の手の大きさに合わせて近づけます。

サドルは身長にもよりますが、ヤグラの取り付けを逆さまにして、足つき性をよくします。

最後にベアリング類です。

子供車のベアリングは工場で組まれるときに大抵は締めすぎて出荷されます。
もちろんガタはないので、問題はないのですが、
ギリギリまで緩めて、なじみが出たときにガタが出るくらいにしておくと、
軽く漕ぐことができるので早く一人で乗れるようになります。

もちろん前後のホイールのハブベアリングも調整します。
漕ぎ出しの軽さや、持続的に漕ぐためにはホイールのベアリングも大切です。
※ベアリングの玉あたりはギリギリでセティングしてますので、馴染みが出ると確実にガタが出ます。
でもそのくらいギリギリにしておくことが大事で、ガタが出たら点検に持って来て下さい
こんな感じで、しっかり組んでいる自転車は、ランバイク(ストライダーなど)を乗っていたお子様なら、
その日のうちにきっと乗れてしまうでしょう!!