今回でラスト。インターバイク編その3です。
HARO BIKES より87年のMASTERの復刻モデル。
残念ながら製品版にフォークペグは付かないんだそうな。これはショー用でジョークで付けた的な。
でも反響あるならフォークのみで販売もしようかな、っとも言ってましたね。
個人的に衝撃を受けたのは新発想の車載キャリアSEA SUCKER。
吸盤式なので車だけじゃなく、こんなところにも付けられるみたい。
吸盤にポンプが付いていて真空にさせる仕組み。思いっきり揺らしてみましたが全く外れません。ファットバイクでも問題ないそうな。
現時点で、日本での販売はありませんが、今後の展開に期待したいところですね。
こちらはQ-RINGでお馴染みROTORブースより、噂の油圧コンポUNO。触った感じクリックがカッチリしてるんだけど、レバー操作の重さを感じさせない独特の操作感でした。油圧ということでメンテナンス性も気になるところですね。
コンポといえば話題のSRAM E-TAPも触ってきました。こちらは無線ということで組み付けはとっても簡単付けるだけ。ですが無線が故にシフター・ディレイラーのそれぞれに電源が必要になり、重量はバッテリー内蔵のDi2の方が軽いんだとか。それでも組み付けのしやすさとケーブル類のないすっきりした見た目は魅力ありますねぇ。
こちらはTT仕様。
シフターが特徴的。
でも一番気になったのはエルゴンのグリップだったかもしれないw
こちらはmrpよりウェーブリングという名のフロントシングル用チェーンリング。通常のナローワイドを半分にスライスしたような不思議な形状。軽量化と泥ハケにメリットがあるんだとか。
104PCD, 110PCD, SRAM DIRECT MOUNT, RACEFACE CINCHIとあらゆる規格に対応しているのも魅力ですね。
こちらはチェーンガイド。
カーボンバンドのU.L.モデルや…
直付け対応のものがありました。これは何かと使えそう。
さて、今年のmrpの目玉はこちらRAMP CONTROL CARTRIDGE。
こちらは何をするものか少し説明が難しいのですが、サスペンションのボトムアウトのコントロールがワンタッチできるようになるというもの。従来のものだとサスを一回バラしてスペーサーを入れる必要があるところをサスをバラさずにレバー操作でできるようになると。しかも従来のスペーサーを入れる方式だとサスの動きだしから中間ぐらいまでのストロークにも影響が及んでしまうところを最小限の変化に抑えることができる。つまりサスのセッティングに影響を与えずにボトムアウトに対しての調整が可能だという優れもの。RAMP CONTROL CARTRIDGEの取り付け自体もサスペンションをバラす必要はなく、サスペンションに新たな可能性を持たせるとっても革新的なパーツ。
詳しくはこちらのグラフをご覧ください。
もともとmrpのサスペンションには付いていたもので、非常に評価の高い機能だったことからRockShoxに対応するものを作ったんだとか。そしてこれからFOX用も出す予定だそうなのでこれから広まりそうな気がしますね。
こういうパーツは付けて実際いじりながら走らないとわからないと思うので気になる方は是非お試しアレ。
さて、ラスベガス日誌もそろそろ閉めようかと思います。
インターバイクを通して感じたことは、商品における日本と海外の時差ってもうそれほど無いんじゃないかってこと。
インターバイクで新商品として取り上げられているものは日本の展示会でも見れるものがほとんどだし、インターネットがこれだけ普及した今、最新情報も仕入れることができるわけだし。
ただ、アメリカでのアドベンチャーバイクの盛り上がりやスケートパークなんかを見て思うことは、やっぱり遊ぶ環境やカルチャーの普及って意味で考えると日本はやっぱり遅れているような気がします。国土や労働時間の問題がそれには関わっているとは思うんですが、それに加えて遊びに対する貪欲さとか価値観に違いを感じました。
日本には日本の国土や時間軸に合った遊び方って絶対あるはずだし、日本人はもっとそこに貪欲になってもいいのかなと。
僕も遊びを提案する側、遊ぶ側の人間として皆様にそのお手伝いがしたいと思います!!
ELMON