MTBを始めたい方へ

どうもFKDです。

最近ありがたいことにTSCYCLEには「MTBを始めたいんです」って新規のお客様がご来店いただいてます。

そこでの質問の多くは

1・どのようにMTBを始めればいいか?

2・どのくらいの自転車を買えばいいのか?

3・自転車以外に何(用品)を用意しなくてはいけないのか?

このような質問が多いです。

MTBを始めたい方へ参考になれば嬉しいです。

 

 

1・どのようにMTBを始めればいいか?

まずは当たり前ですが、自転車店を探しましょうw

できればMTBに強い専門店に行くことです。餅は餅屋ってことですw

あとはスタッフがレースやイベント経験があるお店が望ましいかなぁ〜

ネットで買ったり、中古車屋さんで買うのは絶対に避けてください。

当店にネットで購入した方が点検や修理でお持ち込みいただくことがありますが、

組み立てが不十分なことが多いです。

お店を探そう

当たり前ですが、手っ取り早くお店に行くことですがっ!

これが初めての方は難しいですよねw

専門店って入りづらいし、知識がない人は入りにくいと思います。

でもここが大事で、買った後のケア、遊び方、ライドイベント、レース参加と

MTB楽しむには遊び方や、走れるフィールドを知ることなんです。

自分で走ったけど、道に迷ったとか、自転車が壊れたり、怪我をして動けなくなったとか、

ショップの繋がりがあれば必ず助けてくれます。

自分にあった自転車を探すのは大変だと思いますが、

遠方でも走るフィールドの近くの店にすることも良いかと思います。

まずは店の雰囲気を見に行って、良さそうだなって思えば本題の話をしてみましょう。

なんか合わないなって感じたら、さくっと帰りましょうww

組み立て

同じ自転車でもしっかりと整備とセッティングができているものと、そうで無いもの、

ネジが緩んでいたり、調整がイマイチだと走りにも影響されるし、最悪は怪我や死につながる可能性も!!

例えるなら料理です。

同じ食材と調味料でも作る人が変われば味は変わりますよね?

食材の調理法でいくらでも味は変わりますし、味の好き嫌いもあると思います。

この好き嫌いがセッティングに当てはまります。

ブレーキのセッティングやサスペンションなど味付けが必要になります。

完成車を購入すると、7部ほど組み立てがされた車体が店に入荷します。

MTBは油圧ブレーキの車体が多くブリーディング(エアー抜き)という作業が必要になります。

ブレーキにもフルードという油圧ブレーキのオイルが入っている状態で入荷しますが、この状態は完璧な状態ではありません。

海外で組立されたものなので、しっかりとエアー抜きができてないものが多いですし、オイル量の調整も必要です。

またMTBの油圧ブレーキは車体を倒したり、逆さまにしてもブレーキのオイルが漏れないように、

密閉式と言われるブレーキのため、エアーが自然に抜けることはありません。

なので、お客様に渡す前にしっかりとした整備が必要なんですが、この作業をしていない車体が多い気がします。

次に

MTBは泥で汚れた車体を水洗いもします。

水洗いすると車体の内部に水が入り金属製の部品が錆びます。

こちらの車体は他店購入の車体、グリスが全く入っておらず、錆び錆びになってました。

当店は錆びを防止するためにたっぷりとグリスを塗ります。

このグリスは性能をあげるものではなく、防水のために塗るグリスです。

ベアリング・一部フレーム内部・ボルト・ナットなど

7部ほど組立されて入荷した車体の5部ほどバラしてグリスアップします。

この作業をしなくも自転車は走りますし、この作業は組立をする人の手間でもあります。

通販は売って終わりですので、ここまでの作業しないところが殆どかと思います。

ちなみにこのグリスアップの作業をしないと部品の固着や破損にもつながります。

中古車の危険性

知識がないのに中古車は危険です。

MTBをバラして一から組めるくらいの方でないと買うのはやめた方がいいです。

中古車屋で完成車のオーバーホールをして渡すことはほぼ無いと思ってください。

なぜかは、そこまでしたら工賃が販売価格に入ってしまい安い金額で売れなくなってしまいます。

それにカーボンなどは内部の破損したものや、パッと見はキレイですが中身がダメってこともあり、

レースシーンで酷使したバイクも見た目をキレイにすることは可能です。

チェーンなど使い込まれてへたったものでも、油汚れをキレイにすれば見た目をよくすることができますが

変速が悪かったり、最悪はチェーンも切れます。

どんな人が、どのように乗って、どのくらいの期間乗って、どんな保管状況かわかるんだったら買っても良いかと思います。

前に書いた組み立ての件もありますので、「安物買いの銭失い」にならないようにして下さい。

 

ちなみに当店でも中古車の販売はしております、ただ買取のメインが当店で販売した車体で、

買換えの下取りですので、しっかりと整備したりアフターケアもしております。

でも中古は中古ですので、消耗品や経年劣化などはご理解の上、販売させていただきます。

 

2・どのくらいの自転車を買えばいいのか?

ここは難しいところですよね!

まずは買いやすい、ハードテールと言いたいところですが、

山をメインに走るだけならば「フルサス」を進めたいところです。

簡単に違いを説明しますね。

ハードテール

フロントサスペンションは有り、リアにサスペンションの無いもの。

買いやすい価格帯で始めやすい、整備性も良くランニングコストもかかりにくい

車体が路面状況をダイレクト伝えるため、トレーニングにもなり体の動きを覚えることできるが、

リアタイヤの跳ね上げもあるので、体が動けてないと前転したり転倒しやすいという面も有り、

動ける技術が必要なのはハードテール!

街乗りにも使いたい、山は少しだけ楽しみたい方はハードテールでも良いと思います。

もし山を走ってみて「これは楽しいぞ」ってことになったらフルサスを買うのも良いかとも思います。

フルサス

フロントサスペンション有り リアにもサスペンション有るもの。

ちなみになぜフルサスを進めるかというと、

日本のトレイルと言われる山道は木の根っこ、石のがれ場などが多く、

常設コース(スキー場などがシーズンオフの間にMTBコースになるところなど)と違って

きちんと整備がされていないところも多くあります。

安全に楽しく乗るならフルサスの方が楽しいと思いますよ。

フルサスの中でもサスペンションのストロークの違いで走り方も変わります。

・クロスカントリー

・エンデューロ

・ダウンヒル など

上記は遊び方やトレイルの場所で変わります。

何がやりたいか明確ならいいのですが、わからないならショップでじっくり相談して見ましょう。

走る環境で異なるため、ショップのホームトレイルによって車体が何がいいか、最高のバイクを進めてくれるでしょう!

 

ちなみに相場は

フルサス:30万円〜60万円

ハードテール:15万円〜35万円

上を見ればもっと高いですが、相場はこのくらい

お店によっては、前のモデル(型落ち)を安く買えることもあります。

メーカーの在庫にもよりますが、前のモデルで安くなるものが無いか相談して見ましょう!

 

 

3・自転車以外に何(用品)を用意しなくてはいけないのか?

身を守るもの

怪我をしないためにもプロテクターはしっかりしましょう。

楽しいMTBライフを過ごすのに怪我は禁物です、怪我は勲章なんてこと言ってられませんからw

1.ヘルメット

2.グローブ

3.サングラスまたはゴーグル

4.ニー(膝)プロテクター

5.エルボー(肘)プロテクター

6.ボディープロテクター

7.シューズ

8.バックパック

この装備があれば完璧なスタートできます。

1〜8まで全部揃えた方がいいのですが、走る環境で使い分けるものもあります。

1〜3番までは自転車に乗るのに必須アイテム

4〜8番は乗る環境によって使い分けます。

移動手段

そう!!遊ぶフィールドまで車で行かないと行けません。

車が無い方はレンタカーなどをうまく使わないと行けません。

車を持っている方はMTBの積み込みをしないと行けません。

車内積みと車外積みがありますので、積み方なども購入したショップに聞くのがベスト!

MTBは泥汚れもありますので、車内を汚さないようにマットなども引いて対策するといいですよ

車外積みはルーフキャリに積む方法があります、これが一番合法的なのですが、

一般道のアンダーパス、立体駐車場など高さ制限があるところは注意!!

高速道路で風切り音、虫の死骸が着くことがデメリットかもしれません。

ちなみに私は車の後ろにヒッチをつけて車の背面にMTBを乗せてます。

ナンバーが隠れる問題に付いては、今まで警察に止められたことは無いし、後ろに白バイが走った時も何も言われませんでした。

日本でサイクルキャリアが売っていることも考えると問題は無いかと思いますが、グレーなところもあるかと・・・・

車のディーラーさん的には絶対にNGですよねw

ですので、ヒッチに関しましては自己責任で使用しましょう!

これからMTBを始める方へ

こちらを読んでいただきありがとうございました。

自然の中を自転車で走ることで、非日常を味わうこともでき、ストレスも軽減します。

遊ぶことを真剣に楽しむことはとても素晴らしいことです。

そして仲間も増えます!私がそうだったから。

仕事も年齢も違う人がMTBという共通の遊びで繋がり笑い合う

泥で汚れながら楽しく遊んでるお客様を見れることが、TASCYCLEをやっていてよかったなぁって本当に思います。

日本ではMTBの人口は少ないです、その理由はフィールドの少なさもあると思いますが、

近年、MTBパークなどフィールドはどんどん増えてきてます。

始める難しさは店が解決しますので、どんどん楽しいことして行きましょう!!